長く住み続けられる家の条件

家の購入は大きな決断を要します。洋服を買い替えるように度々買い替える訳にはいきません。

家の購入でよく議論されることの1つとして、戸建てかマンションかどちらがいいのかということがあります。

戸建てであれば、ほとんど制約がない中、自分で好きなように使用し、改良することができます。マンションの場合は、一人の区分所有者として管理規約の遵守する義務があり、一定の制約はあります。戸建てと違って、制約がないという訳にはいきません。

見方によって、どちらがいいかは違ってくるかと思いますが、今回は長く住み続けられるという視点でみていきます。

年をとると誰しも足腰が弱まり、室内を移動するのにも覚束ない時が必ず来ます。家具や壁を手掛かりとして移動するようになり、それも出来なくなると、手すりの設置や、屋内用の歩行器などの使用で対応していきます。歩行自体が困難になると車椅子を常時使用することになっていきます。

長く住む家の条件には、福祉用具や車椅子を使用する移動にあたって、支障ない環境が求められていると思います。

戸建てもワンフロア―をバリアフリー対応にして移動に支障にない住環境を作ることはできます。しかし、多くの戸建ては2階建ての間取りが多いです。福祉用具などに頼る生活になると、2階建て戸建ての2階部分を使用することが難しくなるでしょう。2階までの昇降のため、家庭用エレベーターを設置することは可能ですが、スペースや予算の制約で多くの場合現実的ではないのです。また、玄関から門扉まで3~4段くらいの階段が設けられています。戸建ての敷地には余裕がないことが多いので、新たにスロープをつけることは難しいでしょう。

以上のようになると、エレベーターが設置できない2階戸建ては、最終的には1階のみの1LDKくらいの空間で生活することになります。また、スロープをつけられなければ外に出ることも大変になります。夫婦二人暮らしでベッドを使用した場合、かなり狭い生活環境となります。

この点、マンションであればワンフロア―で間取りが設計されているので基本的には購入時の間取りでいつまでも使用することが可能です。ファミリータイプであれば3LDK程度でいつまでも生活できることとなります。また、外への出入りに関してもスロープが最初からついている建物は多いです。

最近、特殊詐欺などの犯罪件数が増えているため、防犯上の点からも戸建てよりマンションの方が安心感は得やすいと思います。

高齢期に至るまでの過程で、様々な不安が持ち上がってくると思います。介護、後見などご相談やご質問がございましたら、お気軽に弊事務所までご連絡ください。

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